荷物は小さく、デイパックひとつに
イングランドの野山を歩き回ってたくさんのものを見たいので、持って行くものはほんとに最小限にしました。一日中デイパックを背負っていてもじゃまにならない重さにします。
服装は綿パンにTシャツが基本ですが、イングランドの夏の朝は長袖シャツがないと寒いこともあります。小さな折りたたみ傘と山を歩くためには風を防ぐ薄いヤッケまたはカッパも必需品です。
少しでも軽くするためには、持って行くべきか迷うものはあきらめます。どうしても困れば現地で買えばいいと割り切ればいいのです。私はガイドブックを持っていくことはありません、必要なところだけコピーしていけばいいのです。私にとって大切なのは現地で買える詳しい地図です。方位磁針はなくさないようにデイパックに ひもで取り付けてあります。
着替えの衣類も少ないので、毎日洗濯をすることになります。小さな石けんで洗うのは洗面所を使います。でも、個室ではないので干すところに困ります。ユースホステルYHには地下などに乾燥室があることが多く助かります。干すところがなければベッドのそばにしずくが垂れないように床にタオルを敷くなどして気を遣います。
こんなとき、登山用シャツは乾式アクリルやポリエステルなどの吸汗と即乾性にすぐれたものが便利です。
下着も登山用のものは一晩の部屋干しで乾きます。靴下も毎日洗いますが、今のところ登山用のTシャツのように乾きやすい製品が見つけられていません。
足下は歩きやすい運動靴です。Walton on the Naze の干潟を渡るにはゴムぞうりをどこかで買っていけばよかったかもしれません。
今回はデジカメとちっちゃなコンピュータHP200LXを持っていきました。これに Donkyさんたち聖地巡礼の先輩たちの記録を webからたくさん取り込んでいきました。日記もこれに打ち込むつもりだったのですが、キーボードよりも紙のノートに鉛筆で書くほうがやっぱり手早く便利でした。
イタリアで、消しゴムをなくしてしまい 文房具店に買いにいったことがあります。eraserでは伝わらなくて 鉛筆で書いた文字を消すジェスチャーでわかってもらえました。イタリア語ではゴンマ gomma と言うんだそうです。
わたしは鉛筆を使いますので、鉛筆を削るためにタッチナイフを持っていきます。これは5mmくらいしか刃先の出ないものですが、関西空港で見つけられてしまい機内持ち込みができなかったことがあります。